玲那の占い日記


9月6日 腐れ縁

よく聞かれます。
「腐れ縁ってほんとにあるんですか?」

あります。
しかも多いです。
色んなパターンがあります。
今日はその中の割と多いパターンをひとつ書きます。
こんな感じです。

この人と一緒にいてもろくなことはないと思ってるのに別れられないとか、
自分が一生懸命尽くしてる時は好き放題するくせに 
別れようと思うと相手がいつもいつも追いかけてくるとか、
とにかくしんどくてたまらない相手なのに別れられない場合に多いです。
何故なら、たいていは 片一方が吸い取るほうでもう片一方が吸い取られる方だからです。

この間来たけいこさんもそれでした。
お店に入ってきた瞬間から、暗〜いオーラをはべらせて、悩みぬいた顔をして
「3年も付き合ってる彼がいるんですが、結婚したほう良いか迷ってます」
といいました。
生年月日をお聞きして鑑定すると・・
('';)う-ん、これはひどい。
非常に縁が濃いのに 一方的にけいこさんが吸い尽くされる相性でした。 
けいこさんは弱い弱い水でかれは大きな大きな大木です。
水と木は元来相性がいいのです。
ですが、彼は大きすぎる巨大な木なので、水がたくさんいります。
けいこさんはコップいっぱいの水しかないのに 彼を喜ばせよう、支えようとして
水を与えつづけます。
もう、自分自身の水は底をついているのに 気づかないのです。
私が支えてあげればうまくいくかしら、もっと面倒をみてあげたら
もっと好きになってくれるかしら・・そう思いつづけて。
一方の彼はけいこさんがそんなにしんどい目をしているとは 露しらず
超 マイペースに自分勝手な交際を続けます。
そういう日が続くと いくら木を喜ばす使命を持ってる水だって
イヤになってきますよね。
そこで、けいこさんは「別れて他の人とやり直したほうがいいんじゃないか」
と思うようになります。
そうなると 彼は「助けてくれる水がなくなると大変」とにわかに焦り出し、
急に先のことを考えていることを言い出したり、優しくなったりします。
けいこさんは そこでほっと安心し、また元に戻る。という繰り返しです。

そんな二人に終止符が来る時はあるのでしょうか?
それは 彼がけいこさんよりもっとたくさんの水を持っている人を見つけた時です。
びっくりするほど簡単にけいこさんを裏切るのです。
たいした罪悪感もなく。
何故なら、彼はフィフティ フィフティだと思ってますから。
ただ、この場合彼はけいこさんを嫌いになって別れたわけじゃないですから
その彼女とうまく行かなくなるとまた性懲りもなく「ゲンキ?」なんて
電話してきたりするのです。
そして うらんでいたはずのけいこさんなのに また・・・
元の木阿弥に。
縁が濃いとはこういうことです。
これをくされ縁といいます。
次回は依存しあう腐れ縁を書きたいと思います。